2000.12.14 服を全部脱いだ。それだけで興奮していた。「何やってんだか・・・。」でも今夜は私を呆れる私には口出しさせない。目を瞑る。暗くて静かな世界が広がる。 heartzさんの声が聞こえてきそうだった。すでに濡れている。 heartzさんの事を考えただけで、何をしていても反応する。この間は友人達とおしゃべりしながら、heartzさんと会った時の事を思い出していて、途中でトイレに行って気がついた。さすがにこの時は自分でも呆れた。呆れながらも、自分の変化を楽しめる余裕が出てきている事に気付く。以前の私は淫らな事を考えている自分を隠していた。「私はとても平和です。」と声高らかに言い、そう言う事でまた自分に言い聞かせ、必死でもう一人の自分を隠していた。未だに吹っ切れたわけではないし、快楽を受け入れられているわけでもないけれど、感じる事は恥ずかしい事ではなくて、自然な反応なんだと思えるようにはなった。そうでなければオナニーしたなんて事を、heartzさんに言ったりはしなかった。(笑)乳首を触る、息が漏れる。感じるけれど、でもこうじゃない。摘まむ、もっと強く痛いほどに。これだ・・・。「苛めて下さいって言え。」 heartzさんのあの声が聞こえてくる。低い私の好きなあの声・・・。溢れてくるのがわかる。思い出してくる。映像になって瞼の裏側に映り始める。鼓動が激しくなっていた。体のどこかが熱くなっている。入れてみた。声が出た。思わず自分の手で口をふさいだ。なのに反対の手は動いている。もう止まらない。止められない。止めたくない。後ろ向きになる。クッションで顔をふさいだ。映像がもっとリアルに蘇る。 heartzさんの手が後ろから私の首に回る。この息ができなくなる瞬間がもの凄く興奮する事も、新しい発見だった。これがわかった時も私は自分が異常なんだと思った。押さえつけられたり、自由を奪われたり、締め付けられる事に興奮するのは、珍しくないと、heartzさんはあっさり言った。それを最後に私は自分を異常だと思うのはやめた。何に反応してどんな事に興奮するかは人それぞれで、特にSMの場合はなんでもOKなんだと思う事にしようと思った。私が何を言っても、どんなにうろたえても、heartzさんはいつも変わらない冷静さで対応する。多分私が出会った男の人の中で、heartzさんは一番強い人だと思う。初めて会って話した時からそれは感じていた。「この人は大丈夫だ。」最初は違っても、だんだん私に甘えるようになっていった。遠慮なしに弱さを垂れ流す。そして言われる。「お前は俺じゃなくても大丈夫。」「お前は強いから大丈夫。」そして絶望する。私を捨てた事にではなく、私をわかってくれていなかった事に。 heartzさんのそういう強さを知った時、いつもの私はさみしいと思い、もう一人の私はほっとしたのを思い出す。だからこそ私は全てを任せていようとしているのだと思う。一見冷たく突き放しているようで、本当はそうじゃない事を、私は前回会ったときに知った。それでも私が知っているのはheartzさんのほんの一部分だろう。私が知る事ができるとしたら、それはもっとずっと先の事だ。その拒絶さえも今の私には快感に変わる。突かれる。何度も何度も。自分の手が濡れた。そんなに濡れている自分に驚いた。やっぱり私は変わってきていると確信した。アナルにも入れた。ここを開発したのはheartzさんだ。痛いという恐怖心を取り除いてくれた。快感の波が来る。「いきそう・・・。」そう意識した途端、波が遠のいた。『いく事を意識するな。』 heartzさんが私に教えている事のひとつ。気持ちいい事だけを考える。今ならできそうだと思った。もう1度。目を瞑る。暗闇が気持ちを集中させていく。「いやらしいな、こんなに濡らして。」「もっと苛めて下さいって言え。」声を思い出す。また溢れ出した。 heartzさんにすぐに反応する自分が嬉しかった。そう思った途端、さっきより大きい快感の波が来た。「あっ・・・。」押し付けていた顔が上がった。目が合った。パソコンの画面に出しっぱなしにしてあったheartzさんの写真。目が合う。フラッシュバック。背中。手。フラッシュの閃光。あの匂い。声。痛み。体が覚えている。そして真っ白い波が私を包んだ。オナニーでここまで感じたのは初めてだった。それはそれで良かったのだけれど、やっぱり後がさみしい・・・。(笑)正気に戻って笑ってしまった。素っ裸で穴に突っ込んだままの自分の格好。妙な声を出すご主人様を心配したのか、隣でうちの牝犬が私の様子をうかがっていた。「何見てんだよ。」私は荒井注か・・・。

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