「堕天使の夢」
永遠の敗北を抱いて、駄作の烙印を焼き付けて
あたしは生きてる。
まだ此処にいる。
愛される資格がないことは重々承知の上で貴方を愛した。
汚れた身体と心を、精一杯綺麗にして、愛を告げた。
叶わぬ夢だという事もよくわかっていたけれど。
せめて堕天使になりたい、
落ちぶれても天使の羽を持っていたあたしを残しておきたい。
たとえ幻でも、
永久に叶わなくても、
貴方が埋まる丘を守り抜きたい。